コラム
2025/09/11 外壁塗装, 屋根塗装
外壁塗装のプロが解説!塗装の基礎知識から業者選びまで
はじめに:外壁塗装で失敗しないために

「我が家の外壁、そろそろ塗り替えたほうがいいのかな?」 そう考えたとき、多くの方が「費用はいくらか」「どこに頼めばいいか」と不安に感じるのではないでしょうか。
この記事では、外壁塗装を検討されている方が抱える疑問や悩みを解消し、後悔のない選択ができるよう、塗装の基礎知識から業者選びのポイントまで、包括的にまとめました。
この情報を活用し、失敗しない外壁塗装工事をしましょう。
コラム監修者
株式会社 麻布 渡辺 光信
・建築物石綿含有建材調査者
・雨漏り鑑定士
第1章:外壁塗り替え工事の基礎知識と費用
塗り替え時期の目安と劣化症状
一般的に、外壁塗装は新築から10〜15年が目安です。以下のような劣化症状が見られたら、塗り替えを検討しましょう。
- 外壁のひび割れ(クラック)
- 外壁を触ると白い粉が手に付く(チョーキング現象)
- 塗膜が剥がれたり、膨らんだりしている
- コケやカビが発生している
症状1. 外壁のひび割れ(クラック)
外壁のひび割れは美観を損なうだけでなく、建物の耐久性にも関わる重要な劣化サインです。その主な発生原因は、建物の構造的な動きや、塗膜・外壁材の伸び縮みにあると考えられます。

外壁のひび割れ(クラック)の主な発生原因
1. 建物の構造的な動き(揺れ)
建物は、常に目に見えない小さな動きをしています。この動きが、塗膜や外壁材に負担をかけ、ひび割れを引き起こします。
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- 地震や風による揺れ:強い地震や台風の風圧により、建物全体がねじれたり、曲がったりすることで、外壁に負荷がかかります。
- 地盤の沈下:建物が建つ地盤が不均一に沈下することで、基礎や構造に歪みが生じ、外壁に大きなクラックが発生することがあります。
- 交通振動:幹線道路沿いや線路沿いの住宅では、常に微細な振動を受け続けることで、ひび割れが発生しやすくなります。
2. 塗膜や外壁材の乾燥・収縮
塗膜やモルタルなどの外壁材は、乾燥で水分が蒸発して収縮します。過度な収縮の力によってひび割れが発生しやすくなります。
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- 乾燥収縮クラック:モルタル壁に多く見られる現象です。モルタルが乾燥する際に表面に発生する髪の毛ほどの細いひび割れ(ヘアークラック)は、構造的な問題というよりも、材料の特性によるものです。
- 急激な乾燥:塗装工事の際に塗料を厚く塗りすぎたり、急激に乾燥したりすると、材料の内部と外部で収縮速度に差が出ることによりひび割れが発生しやすくなります。
3. 温度変化による膨張・収縮
外壁は一年中、日中は太陽の熱で温められ、夜間は冷やされています。この温度変化による膨張と収縮の繰り返しによって、塗膜や下地に負荷がかかり、劣化が早まります。
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- 季節の変わり目:特に夏と冬の気温差が大きい季節の変わり目や、日陰と日向の境目などで、この熱応力によるひび割れが発生しやすい傾向があります。
- 塗料の劣化:塗料の弾力性や密着性が失われてくると、熱による伸縮に対応できなくなり、ひび割れが発生しやすくなります。
[ POINT! ] 専門家による診断の重要性
ひび割れ(クラック)の中には、構造上の深刻な問題を示しているものもあります。
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- ヘアークラック(幅0.3mm未満):比較的軽度で、塗装で補修が可能です。
- 構造クラック(幅0.3mm以上、深さ5mm以上):建物内部まで達している可能性があり、雨水浸入や構造上のリスクから回避するため、適切な補修が必要です。
ひび割れの原因を正確に特定するには、専門業者による診断が不可欠です。診断や補修見積もりを依頼する際は、ひび割れの度合をきちんと測定し、適切な補修方法が提案できる業者を選びましょう。
症状2. 外壁を触ると白い粉が付く(チョーキング現象)
チョーキング(白亜化)は、外壁の劣化サインのなかでも最も一般的で、比較的初期に現れる現象です。チョーキングが見られたら塗膜が寿命を迎え、防水機能や保護機能が低下しているサインです。

チョーキング現象(白い粉)の主な発生原因
チョーキング現象の主な原因は、ズバリ「紫外線による塗膜成分の分解と劣化」です。
1. 紫外線による樹脂の分解
塗膜は、色成分となる顔料と、顔料を外壁に密着させて保護膜を作る合成樹脂(バインダー)でできています。
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- 仕組み:塗膜の表面にある樹脂が、直射日光、特に紫外線や雨風に長期間さらされることで、化学的に分解され、結合力が失われていきます。
- 樹脂の分解:樹脂が分解してくると、外壁を守るバインダーとしての役割を果たせなくなり、内部に閉じ込められていた顔料が粉状になって表面に浮き出してきます。
2. 顔料の露出(白い粉の正体)
白い粉の正体は主に塗料に含まれていた顔料で、分解された樹脂ではありません。
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- 白い塗料の場合:白い外壁でチョーキングが起きると、粉も当然白くなります。
- 色付きの塗料の場合:濃い色の外壁でも、塗料に使われている顔料の多くは白色の成分(酸化チタンなど)でできているため、チョーキングの粉は元の色に関わらず白っぽく見えることが多いです。
3. グレードの低い塗料の使用
チョーキングは、塗料の耐久性が低ければ低いほど、早く発生する傾向があります。
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- アクリル系塗料:耐久年数が短いアクリル塗料などは、紫外線による樹脂の分解が早いため、比較的短期間(数年)でチョーキングが発生します。
- シリコン・フッ素・無機塗料:これらの塗料は、紫外線に強い樹脂を使用しているため、比較的にチョーキングが発生するまでの期間が長くなります。
[ POINT! ] チョーキングが見られたら
チョーキングは、塗膜が寿命を迎え、防水機能や保護機能が低下しているサインです。放置すると、塗膜の下にある外壁材に直接水分が浸透し始め、外壁材自体の劣化や、カビ・藻の発生につながるため、塗り替えを検討する目安となります。
症状3. 塗膜が剥がれたり、膨らんだりしている
塗膜の剥がれや膨らみは、塗膜の密着不良や水分の影響によるもので、建物の防水機能が損なわれているサインです。

塗膜の剥がれ・膨らみの主な発生原因
1. 施工時の密着不良(最も多い原因)
剥がれ・膨らみの最大の原因は、塗装前の下地処理や工程の不備といった施工不良です。
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- 下地処理の不足:塗装前に、チョーキングの粉や汚れを完全に除去せず、下地が乾燥していない状態(高圧洗浄や雨が降ったあと)で塗装すると、塗膜が外壁に接着できず、剥離や膨れを引き起こします。
- 下塗り材の失敗:接着剤の役割を持つ下塗り材(プライマー)の選定ミスや、規定の塗布量で施工しなかった場合も、塗膜の密着力が低下します。
2. 乾燥時間不足や塗料の選定ミス
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- 乾燥時間不足:塗料にはそれぞれ規定の乾燥時間があります。これが守られず、生乾きの状態で次の塗料を重ね塗りすると、塗膜内部から揮発成分が抜け出せずに塗膜を内側から押し上げ、膨れの原因となります。
- 塗料の選定ミス:外壁材の種類と塗料の相性が悪いものを選んだ場合も、塗膜の耐久性や密着性が損なわれることがあります。
3. 建物の内部からの水分浸入
塗膜の外側だけでなく、内部から浸入した水分が原因で剥がれることがあります。
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- 内部結露や防水層の破損:室内外の気温差による結露や、窓周りなどのシーリング(コーキング)の劣化により、雨水が建物の内部に浸入します。この水分や湿気が塗膜を内側から押し上げ、剥離や膨れを引き起こします。
[ POINT! ] 塗膜の剥がれ・膨らみが見られたら
水分の浸入経路が既に出来ている可能性があるため、専門業者による原因究明と適切な補修が必要です。
症状4. コケやカビが発生している
コケ、藻、カビはそれぞれ種類が異るが、発生原因は基本的に共通しています。

外壁にコケ、藻、カビが発生する主な原因
コケ、藻、カビの胞子は常に空気中に浮遊しています。外壁においては以下2つの条件が揃うと発生して定着し、増殖します。
1. 水分(湿気)の滞留
これがコケ、藻、カビの生育に最も重要な条件です。外壁が常に湿っている状態だと、コケ、藻、カビはその水分を栄養として吸収し成長することができます。
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- 日当たりの悪さ・日陰: 北側の外壁や、隣家、大きな木などに囲まれていて日光が当たらない部分は、一度濡れると乾燥しにくく、長時間湿気が保たれます。
- 構造的な水分の溜まり: 軒下、雨樋の周辺、外壁の凹凸が深い部分など、雨水や結露が流れ落ちずに水滴として留まりやすい箇所。
- 排水不良: 植栽やエアコンの室外機から出る水が、特定の外壁部分に継続的にかかる場合。
2. 塗膜の劣化と栄養源の供給
塗膜が古くなり、保護機能が失われると、コケやカビの生育が助長されます。
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- 塗膜の劣化: チョーキング現象が発生している外壁は、塗膜の機能が失われているため、胞子や汚れが外壁に付着しやすくなります。
- 防水性の低下: 塗膜が劣化すると撥水性(水を弾く力)が減衰し、外壁材が水分を吸い込みやすくなり、湿った状態が長く続いてしまいます。
- 栄養源の付着: 塗膜の表面に付着したホコリ、排気ガス、花粉などが、コケやカビの栄養源となってしまいます。
[ POINT! ] 塗料選びが重要
外壁のコケ・藻・カビを防ぐためには、湿気の多い場所の日当たりや風通しを改善することが理想ですが、塗り替えの際には「防藻・防カビ機能」を備えた塗料を選ぶことが再発防止に効果的です。
まとめ
外壁の塗り替え時期は新築から10〜15年が目安ですが、条件によって様々です。外壁にひび割れ、チョーキング、剥がれ・膨らみ、コケ・藻・カビといった劣化症状が見られた場合は建物の保護機能が低下しているサインです。一先ず、専門業者に診断を依頼しましょう。
チョーキングやコケ・藻・カビはすぐに大きな問題になるわけではありませんが、この状態を放置すると外壁材自体が劣化し始め、美観も損ねます。特にひび割れや剥がれ・膨らみは、その度合によっては雨水等の水分が建物の内部へ浸入し、建材の腐食に繋がる可能性もあります。
劣化が深刻な場合は原因究明や、それに即した適切な補修も重要です。そのため、診断やお見積りは複数の業者に依頼しましょう。複数業者から提案してもらうことで、サービス内容、品質、対応、アフターサポートなどの比較検討が可能になり、適正価格を把握でき、費用削減にもつながります。
費用の相場と内訳
一般的な戸建て住宅の場合、相場は90万円〜140万円程度です。
▼「麻布の工事価格」について
https://azabupaint.co.jp/price/
外壁塗装を検討している方にとって「費用の相場と内訳」を正しく把握することは、安心で適切な塗装工事を行うための最も重要なことです。では、塗装工事のお見積もりの内容はどういうものなのか見ていきましょう。一般戸建住宅の塗装工事のお見積もりに含まれる主な項目は、大きく分けて3つに分類できます。
- 仮設工事
- 塗装工事
- その他
・項目1. 仮設工事(足場工事)
仮設工事は、塗装工事全体の安全を確保し、施工品質を保つための準備工事です。

仮設工事(足場工事)の内訳項目や費用について
職人に安全な作業場を確保するために建物を囲って足場を組み立てたり、工事中の飛散防止に養生ネットを設置したりするなど、仮設工事(足場工事)見積の多くは以下内訳項目で構成されています。
1. 足場設置・解体費:
-
- 足場部材代:足場の本体となる部材のレンタル代
- 運搬費、設置解体費:部材を現場まで運び、搬入、荷上げ、組み立て、解体、搬出を行う職人の人件費
- 諸経費

2. 安全・環境対策費:
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- 飛散防止ネット取り付け費:塗料、水しぶき、粉塵の飛散や工具の落下を防ぐために取り付けるネットの費用
- 養生費:安全対策のための養生、ご近隣のお車や植栽、地面などを保護するための養生費用
3. 特殊対応、その他追加費用:
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- 立地条件に応じた対応:足場の組み立てや解体の際、道路使用許可が必要な場合の手続きや、交通整理が必要な場合に配置する警備員の費用。
- 敷地条件に応じた対応:敷地が狭く、通常の足場を組むのが難しい場合や、隣家との間隔が非常に狭い場合の対応費用。
- 屋根足場:屋根の勾配が急で、安全確保するための屋根足場が必要とした場合の設置費用。
- 干渉物の脱着:カーポート屋根、ベランダ屋根、フェンス等が足場部材に干渉する場合その取外しや復旧する費用。

[ POINT! ] 仮設工事費(足場工事費)の見積りは信頼できるかを知るために
仮設工事費(足場工事費)を「足場代」として一括で計上される業者もありますが、費用の根拠となる内訳が書いていなければ信用しようがありません。少なくとも足場の「設置面積(㎡)」とその「単価」を明記してほしいものです。その数値や単価が、相場から大きく外れていないかを確認することが、適正価格を見極める上で重要なポイントです。
・項目2. 塗装工事
塗装工事は、工事全体の中でも、最も施工技術と材料品質が問われる、中心となる項目です。

塗装工事の内訳項目や費用について
塗装工事は主に、下地処理、塗り工程、付帯部分の塗装の3つで構成されます。これらの項目で、塗料の種類や塗り回数が細かく指定されているかが、適正な見積もりを見極めるカギとなります。
1. 下地処理費:
塗装前に下地の補修や調整を行い、塗料との密着性を高めるために行う重要な準備作業です。
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- クラック補修:外壁のひび割れ部分にシーリング材や注入材で補修。
- 欠損部・浮き補修:剥がれたモルタルや浮いた箇所の除去・補修。
- シーリング工事:外壁材の継ぎ目や窓など開口部のサッシ周りのシーリング工事。
2. 塗り工程費(3回塗りが基本):
塗料費と施工費が含まれ、塗料の種類によって単価が大きく変動します。
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- 下塗り:塗料と外壁材を密着させるための工程。外壁材の吸い込みを抑え、塗りムラを防ぎます。この工程に手抜きやミスがあれば剥がれ、めくれにつながりやすいです。
- 中塗り:塗膜の厚みを確保し、耐久性を高めるための工程。
- 上塗り:塗膜を仕上げる最終工程。美観や機能性(遮熱・防カビなど)を担保します。中塗りと合わせて「上塗り材」の規定塗布量(使用缶数)が守られているかのチェックが状様なポイントになります。
3. 付帯部の塗装費:
建物全体の保護と美観維持のために、外壁屋根や軒天井以外の部位(付帯部など)を塗装する費用です。付帯部も常に紫外線や雨風にさらされているため、外壁と同じ耐久年数を持たせるためには、最低限でも外壁に選んだ塗料と同等かそれ以上の仕様で塗装することが重要です。付帯部の塗装費の多くは以下項目を含まれています。
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- 破風板、鼻隠し、幕板、化粧モール
- 雨樋、集水器
- 庇、霧除け
- 雨戸、戸袋
- シャッターボックス、ベントキャップ、換気口フード
- エアコンダクトカバー、配管など
- 水切り
[ POINT! ] 付帯部の劣化が外壁の劣化よりも先に目立ちやすい
付帯部のメンテナンスを疎かにすると、せっかく外壁がきれいに塗り替えても付帯部が先に色褪せたり劣化が目立ったりして、結果的に美観が損なってしまいます。高い位置にある付帯部を補修するのに足場が必要な場合は割高になってしまうため、外壁塗装工事の際に付帯部も同時に施工することが多いです。
・項目3. その他
その他項目の費用(または諸経費)は、直接的な現場作業や材料費(直接工事費)に紐づけられない、間接的ながらも工事全体で必須となる対応をまとめた費用(間接費)です。
1. 「直接工事費」と「間接費」の分離
見積もりは、以下の2種類の費用に明確に分けるのが一般的です。
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- 直接工事費:仮設工事費や塗装工事費など、建物の寸法単位(面積を表す平米“㎡”や長さを表すメートル“m”)に基づいて計算できる費用(例:足場の単価、塗装の単価)。
- 間接費:一つ一つの作業ではなく、工事進行や現場運営全体にかかる費用。
この間接費を「その他費用」として分けることで、直接工事費の単価が純粋な材料費と人件費に基づいているかを判断しやすくなり、見積もりの比較検討もしやすくなります。
2. 工事の「管理品質」を担保する費用
「その他費用」を大きく占めるのが「現場管理費」です。それは、以下を担保する費用です。
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- 安全管理:職人の安全確保、近隣や通行人などへの危険防止対策。
- 工程管理:遅延なく、決められた期間内に完了させるためのスケジュール管理。
- 品質管理:塗布量や乾燥時間など規定の施工手順を守らせ、塗膜や艶感など仕上りを確認したりするなどの監督業務。
- 近隣対策:着工前や完工後の挨拶、工事車両の駐停車マナー、工事現場での騒音・臭い・衛生への配慮、清掃など。
この費用が0円または極端に低価格、あるいはお値引き対象となっている場合は、現場監督や管理業務が不十分の恐れがあります。最悪の場合は手抜き工事や施工不良などのトラブルにつながります。
3. 法的責任と環境配慮の費用
産廃(産業廃棄物)処理費は、工事施工で出た廃棄物を法令に基づき適切に処分するための費用です。この費用を省略すると不法投棄のリスクにつながりかねません。
[ POINT! ] 目に見えにくい部分の見える化が大事
このように、その他費用(または諸経費)は単なる雑費ではなく、工事の信頼性、安全性、品質管理を維持するために欠かせない費用です。その内訳が分かりやすく明記されていれば、比較検討する際の判断材料にもなります。
まとめ
塗装工事は、専門知識を持たなければ費用の妥当性が判断しにくいです。相場と内訳を把握することで、以下3つの点で安心感を得ることが可能です。
- トラブル・悪徳業者からの「自己防衛」
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- 不当な請求を防ぐ:提示金額が、相場からかけ離れていないかを即座に判断できます。相場を知ることで、極端に高い金額や安すぎる金額を見抜くことができます。
- 値引きに惑わされない:「今だけ半額!」といった大幅な値引きを提示されても、その元の価格設定が適正な相場に基づいているかどうかの判断ができ、焦って契約してしまう失敗を防げます。
- 見積もりを「品質」で比較できる
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- 手抜きを見抜くヒント:内訳が「一式」ばかりで詳細が乏しい見積りは、何を省略しているか分かりません。内訳を把握していれば、「この工程(例:補修など)が抜けているのではないか?」と具体的な質問ができ、手抜き工事を早期に回避できます。
- 価格差の理由がわかる:複数の見積もりを比較する際、総額だけでなく内訳も見ることで、「A社は(例:足場代)が高いが、(例:グレードの良い塗料で)お値打ちだ」のように、価格差の理由を論理的に理解でき、納得して業者を選べます。
- 最適な「予算と耐久性」の選択ができる
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- 長期的なコストを把握:塗料のグレードごとの単価を知ることで、「スタンダード塗料で10年後にまた塗る」のと「高耐久塗料で15~20年後まで持たせる」のと、どちらがトータルで得になるかという長期的な視点で判断できます。
- 予算内での最適解を見つける:ご予算と、希望する耐久性のバランスを取るために、どの項目(例:仕様、施工内容や部位など)を優先すべきかを明確にできます。
相場と内訳はつまり、失敗しない外壁塗装工事をするための羅針盤です。
適正価格の見極め方
適正価格を見極めることは、「その金額で、約束通りの品質が手に入るか」を判断することです。以下のステップでチェックしましょう。
外壁塗装の適正価格を見極める3つのステップ
- 相場を基準に「極端な価格」を排除
- 内訳を詳細にチェックし「品質」を判断
- 業者を比較し「人」と「診断」の質を見極め
ステップ1:相場を基準に「極端な価格」を排除する
複数業者からのお見積りで把握した相場(例:一般的なシリコン塗料での工事金額など)を基準にして、価格をチェックします。
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- 極端に高い場合:不必要な工事(過剰な補修など)、過剰品質の提案は含まれていないか、または利益を過度に上乗せしていないか、価格の根拠を確認しましょう。
- 極端に安い場合:下地処理や付帯部塗装は含まれているか、塗料の希釈率や規定塗布量は誰がどう守られるか、契約通りに施工されるか、あるいは仕様書通りの塗料、材料で施工されるか、資格や知識を持った職人が施工されるか、手抜き工事や施工不良などのトラブルを未然に防ぎましょう。
ステップ2:内訳を詳細にチェックし「品質」を判断する
総額が相場内であっても、内訳が適正でなければ意味がありません。
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- 塗り回数の確認:外壁の「下塗り」「中塗り」「上塗り」が別項目で記載されているか。これが省略されていると耐久性の根拠が無くなり、施工不良に繋がる可能性もあります。
- 仕様の明確化:単に「シリコン塗料」ではなく、「メーカー名」と「製品名」が具体的に記載されているか。これがなければ、どういう価格帯やグレードの材料を使われるか約束されないリスクがあります。
- 数量の根拠:塗装面積や足場面積の内訳が「一式」ではなく、「㎡(平米)単位」で正確に記載され、単価も明記しているか。
- 下地処理:ひび割れやコーキング補修など、下地処理の項目が具体的に盛り込まれているか。
ステップ3:業者を比較し「人」と「診断」の質を見極める
適正価格は「良い業者」が作るものです。金額以外の要素も評価しましょう。
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- 相見積もりを取る:複数の業者(2~3社が理想)から見積もりを取り、比較検討の土台を作りましょう。
- 調査、診断の質:現地調査、ヒアリング、診断報告書など各段階の対応が丁寧か、要望に寄り添ってくれたかを確認します。
- 担当者の説明:質問に対し、曖昧な場当たり的な返答ではなく、根拠をもって誠実に分かりやすく説明できる担当者かを見極めましょう。
これらのステップを踏むことで、単なる金額の安さではなく、「適正な価格で、期待する工事」を手に入ることに近づきます。
第2章:信頼できる業者を見極めるポイント
外壁塗装工事において「どの業者に頼んでいいかわからない」「手抜き工事をされないか不安」といった声をよく聞きますが、契約前の段階で業者の信頼性を見極めることが可能です。
信頼できる業者を見極める4つのポイント
- 自社施工であるか
- 資格や許可を持っているか
- 丁寧に説明できるか
- 実績と評判
1. 自社施工体制であるか
自社の職人または専属の職人が、監督のもとで直接施工・管理を行う体制のことです。大手ハウスメーカーやリフォーム会社の一部では、受注のみを行い、実際の施工は下請けや孫請けに「丸投げ」するケースがあります。
自社施工の場合は、中間マージン(外注費)が発生しないため、適正価格になりやすいことが最大のメリットです。また、すべての工程において責任の所在が明確になり、職人の技術や品質管理が徹底されやすいという利点があります。
2. 資格や必要な許可があるか
塗装の技術を証明する「塗装技能士」をはじめとする国家資格や、建物の劣化を正確に診断できる「外装劣化診断士」といった専門資格を保有しているか。また、一定規模な工事に対応するために「建設業許可(塗装工事業)」を取得しているかも重要です。
資格は、単なる知識ではなく、実務経験に基づいた一定水準以上の技術力を持っていることの証明になります。特に診断士の資格は、劣化を見逃さず、見積もり内容に反映できる専門性があるかどうかの判断材料となります。
3. 診断結果や見積もりの根拠を丁寧に説明できるか
専門用語を避け、劣化状況を写真や動画で見せながら、診断結果に対しなぜ補修が必要で、塗料や施工方法などどういう仕様を選ぶべきか、見積もりの根拠をわかりやすいく明確に説明できるかが重要です。それは、見積内容に透明性があるかどうかが分かります。
質問に対して曖昧な回答や専門用語で煙に巻く業者は避けるべきです。依頼主が工事内容を深く理解し、納得した上で契約できるかどうかは、この説明の丁寧さにかかっています。
4. 実績と評判(口コミ)があるか
施工実績が豊富にあるか。また、ネット媒体や地域の口コミサイトなどで、実際に依頼した顧客からの評判(ポジティブ・ネガティブ両方)を確認します。
実績は、その業者の技術力の裏付けであり、さまざまな建物の施工や対応経験があることの証明になります。評判は、技術のみならず、マナー、アフターフォロー、顧客対応の品質など、顧客満足度を客観的に測る重要な情報源となります。
以上のポイントを確認することで、信頼できる業者を見極めることができると考えられるます。
▼施工事例
https://azabupaint.co.jp/works/
▼お客様の声
https://azabupaint.co.jp/voice/
要注意!こんな業者には気を付けて
- 「今すぐ契約すれば値引きします」と契約を急かす業者。
- 見積もりが「一式」ばかりで、内訳が不明瞭な業者。
- 「他社より安くします」と相場を無視した金額を提示する業者。
1. 「今すぐ契約すれば値引きします」と契約を急かす業者
冷静に判断する時間を与えず、その場で契約させようとする手口です。
「今なら、モニター価格で!」
「キャンペーンは今日まで!」
などと言い、大幅な値引きを提示することが多いです。
慌てて契約をしてしまうと、本来必須な工事が含まれなかったり、逆に不要な工事が勝手に盛り込まれていたり、品質を担保できない材料や工法で施工されたりしてリスクが多くあります。一般的に、塗装工事のお見積もり内容を検討する時間が必要であることを理解しており、契約を急がせることはありません。
2. 見積もりが「一式」ばかりで、内訳が不明瞭な業者
見積もりの項目に「外壁塗装一式」「下地処理一式」など、具体的な数量や単価が記載されず、「一式」で済ませている場合は要注意です。
手抜き工事の温床になります。何にどれだけの費用がかかっているのか、規定の塗布量で適正に施工されているのかが不明なため、塗料を薄めて塗ったり、下地処理を省略したりといった手抜き工事をされても施主側からのチェックが難しいです。信頼できる業者は、仕様、数量と単価を明記します。
3. 「他社より安くします」と金額を提示する業者
適正な相場(特に足場費や塗装費)を大幅に下回る、極端に安い金額を提示してくる場合です。
外壁塗装工事の費用には、塗料代、足場代、職人の人件費など、削れない適正な原価があります。相場を無視して安いということは、「どこかで費用を削っている」ことを意味します。具体的には、規定の塗り回数を守らない、グレードの低い塗料にこっそり変更する、必要な下地処理を省略するといった「見えにくい手抜き」につながる可能性が極めて高いです。
これらの特徴を持つ業者に遭遇した場合は、すぐに契約せず、立ち止まって複数の業者と比較検討することが、失敗を防ぐための最善策です。
第3章:塗料と仕上がりの選び方
外壁塗装における「塗料とその仕上がり」は塗膜の耐久性と建物の印象を大きく左右する重要な要素です。従って、塗料を選ぶ際は、「性能(耐久性・機能性)」と「美観(色・艶感・質感)」の2つの視点から、建物の状況とご要望に合わせて検討することが基本です。
1. 塗料の「性能」の選び方(機能性と耐久性)
塗料を選ぶ際は、ご予算、築年数、今後の暮らしに合わせて「グレード」を決定し、次に必要な「機能」を考慮します。
① グレード(耐久年数と価格のバランス)
塗料のグレードは、主に使われている合成樹脂の種類で決まり、耐久年数と価格が比例します。
| 塗料グレード | 耐久年数の目安 | 価格帯(㎡あたり) | 特徴と選び方 |
| シリコン系 | 8〜12年 | 中 | スタンダードでバランスが良い |
| フッ素系 | 15〜18年 | 高 | 非常に耐久性が高く、塗り替えサイクルを最小限にしたい方に適す |
| 無機系 | 17〜20年以上 | 最高 | 最も高耐久で、無機質を配合しており、紫外線に強く汚れにくいのが特徴 |
塗膜の耐久年数について
塗膜の耐久年数は、建物の立地条件(日当たり、風通し、雨の当たり方など)や、下地の状態、施工方法によっても変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。
1. シリコン塗料
-
- 耐久年数(目安): 8〜12年
- 特徴: 現在、戸建て住宅の塗り替えで最も広く使われている塗料です。価格と耐久性のバランスが非常に優れており、費用に対し効果が高い点が最大のメリットです。色褪せしにくく、防汚性や防カビ性も備えている製品が多いため、多くの方に選ばれています。
2. フッ素塗料
-
- 耐久年数(目安): 15〜18年
- 特徴: シリコン塗料よりもさらに優れた耐久性を持つ塗料です。紫外線や酸性雨に強く、長期間にわたって建物を保護します。そのため、メンテナンスの回数を減らしたい方や、塗り替えが難しい場所に建つ住宅に適しています。価格はシリコン塗料よりも高くなりますが、塗り替えのサイクルが長くなるため、長期的に見るとトータルコストが抑えられる場合もあります。
3. 無機塗料
-
- 耐久年数(目安): 17~20年
- 特徴: 塗料の中に、セラミックやケイ素といった無機物(紫外線で劣化しない物質)を配合した、非常に高い耐久性を持つ塗料です。有機物である塗料の結合を強くすることで、紫外線による劣化を大幅に抑制します。汚れが付着しにくい低汚染性や、カビ・藻が発生しにくい防カビ・防藻性にも優れています。3種類のなかでは最も高価ですが、その分、長期にわたって建物の美観と保護性能を維持できます。
[ POINT! ] 塗料選びのポイント
これらの耐久年数はあくまで目安であり、最も重要なのは、建物の状態やご自身の将来的な計画、予算に合った塗料を選ぶことです。たとえば、
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- 「コストを抑えつつ、長くキレイに保ちたい」 → シリコン塗料
- 「メンテナンスの手間を極力減らしたい」 → フッ素塗料
- 「とにかく耐久性を最優先したい」 → 無機塗料
このように、それぞれの塗料が持つ強みを理解することで、より良い選択ができます。次に、ご自宅の環境に合わせて必要な機能を持った塗料を選びます。
② 特殊機能
塗料の「特殊機能」について、それぞれの特徴と、どのような住宅環境に適しているかを、より詳しくご説明します。これらの特殊機能は、建物を特定の外的要因から保護し、快適性を高める役割を持っています。
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- 遮熱塗料: 太陽光を反射し、室内の温度上昇を抑えたい(特に夏場の2階)場合に適しています。
- 低汚染塗料: 塗膜が汚れを寄せ付けにくく、コケ・カビが発生しやすい環境や、交通量の多い場所に適しています。
- 弾性塗料: 塗膜がゴムのように伸び縮みするため、ひび割れ(クラック)が多いモルタル壁に適しています。
塗料の「特殊機能」の詳細
外壁塗料の基本性能(耐久性・防水性)に加えて、特定の課題解決に特化した機能をご紹介します。
1. 遮熱塗料(しゃねつとりょう)
塗膜に特殊な顔料が含まれており、直射日光を効率よく反射し、外壁や屋根の表面温度の上昇を抑えます。
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- 夏場の室内温度の上昇に悩むお家(特に2階)。
- 周囲に高い建物がなく、日当たりが非常に良いお家。
反射効果を最大にするには、白や淡い色がおすすめです。濃い色は熱を吸収しやすいため、遮熱効果は低くなります。
2. 低汚染塗料(ていおせんとりょう)
塗膜の表面を水になじみやすい性質(親水性)にすることで、雨が降った際に汚れの下に入り込み、汚れを洗い流します(セルフクリーニング効果)。また、緻密な塗膜構造でカビや藻の発生も抑制します。
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- 交通量の多い道路沿いなど排気ガスの汚れが多い場所。
- 日当たりが悪く、湿気がこもりやすい北側や裏側。
- 塗り替え後の美観を長く保ちたい方。
雨が当たる面でないと効果を発揮しづらい、という側面もあります。
3. 弾性塗料(だんせいとりょう)
塗膜にゴムのような柔軟性を持たせることで、外壁にひび割れ(クラック)が発生しても、塗膜がその動きに追従して伸びるため、ひび割れを表に出しません。
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- ひび割れが発生しやすいモルタル外壁の家。
- 築年数が古く、建物の動きが大きいと予想される家。
塗膜が柔らかいため、夏場などに熱で膨れて「フクレ」が生じるリスクや、汚れが吸着しやすいという欠点がありましたが、最近は低汚染性の機能を兼ね備えた製品も増えています。
[ POINT! ] これらの特殊機能は、特に解決したい建物の課題がある場合に、耐久性を向上させるための非常に有効な選択肢となります。
塗料は半製品です。塗装職人の手で適切に施工してはじめてその塗膜が機能を発揮します。
▼塗装の技術と知見
https://azabupaint.co.jp/about/technique/
2. 塗料の「仕上がり」の選び方(色・艶・質感)
建物の印象を決定づけるのが、色と艶(ツヤ)の度合いです。
① 色(カラーシミュレーションと見本板)
色選びの注意点は、「色見本よりも外壁に塗ると明るく薄く見える」ことです(面積効果)。
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- 色の数: 既存の色やデザインを参考にしながら、今の色のままが良いか、それともイメージを変えたいか
- 選び方: 実際の塗料で塗った大きな見本板(A4サイズ以上)を用意してもらい、晴れた日に屋外の日の当たる場所で確認してください。可能であれば、完成後のイメージを確認できるカラーシミュレーションを活用しましょう。
- 退色の考慮: 濃い色(特に黒や濃紺、赤系)は、紫外線による色褪せが目立ちやすい傾向があります。
色に関する池田の動画解説「外壁の色を決めるポイント」
② 艶(ツヤ)の度合い
塗料の光沢(ツヤ)は、家の雰囲気を大きく変えます。ツヤは、耐久性にも影響します。
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- 艶あり(全艶):表面が滑らかで光をよく反射し、最も耐久性が高い。新築のような、ピカピカと清潔感のある仕上がり。
- 7分艶 / 5分艶:程よく光沢があり、落ち着いた印象。新築感を抑えつつ、汚れにくさも維持したい場合。
- 3分艶 / 艶消し:ほとんど光沢がなく、マットで落ち着いた仕上がり。重厚感や和風建築、または古民家風の仕上げに。
【注意点】 ツヤを消す(艶消しにする)ほど、塗膜の表面がわずかに粗くなり、汚れが付着しやすくなる傾向があるため、耐久性を最優先する場合は「艶あり」が推奨されます。
艶に関する池田の動画解説「ズバリ!艶有りか?艶消しか?」
③ 仕上がりを決める要素
外壁の印象は、色以外にも以下の要素で大きく変わります。
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- 艶感:新築のような「艶あり」から、落ち着いた「艶消し」まで、好みの光沢を選べます。
- テクスチャー(質感):なめらかな平滑仕上げや、ざらざらとした砂壁状などがあります。
- 色数:シンプルで飽きのこない1色塗りや、デザイン性の高い2色塗り・3色塗りなどがあります。
- デザイン塗装:天然石調の「多彩模様仕上げ」や、古びた風合いを出す「エイジング塗装」など、特別な技術も存在します。
これらの要素を総合的に検討し、専門家である業者と相談しながら、最適な塗料と仕上がりを決めていくのが良いでしょう。
第4章:工期と他注意点
外壁塗装工事の「工期」と「その他注意すべき点」について詳しくご説明します。
1. 塗装工事の工期(期間)はどう考えればよいか
外壁塗装の工期は、主に「建物の規模」「天候」「工事内容」「仕様」によって決まります。
① 標準工期と予備日を確認する
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- 工期: 一般戸建て住宅(2階建て)の場合、足場設置から解体まで7日~10日間程度が目安です。
- 予備日: 天候による中断や予期せぬ補修が発生した場合に備え、契約書に「実働約●日間、予備日を含めると〇日間」のように、最大でかかる期間を明確に記載してもらいましょう。
② 工程と乾燥時間を守る計画かチェックする
「塗料メーカーが定める乾燥時間」を守っているかどうかです。
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- 工程: 見積書や契約書での工期に無理がないか(例:3回塗りをわずか2日で終わらせる計画になっていないか)を確認しましょう。
- 乾燥時間: 例えば、多くの塗料は「中塗り後、●時間以上乾燥させてから次の上塗り」といった規定があります。この規定を無視して工期を短縮しようとする業者は、手抜き工事や施工不良につながります。
③ 契約前にきちんと要望を伝えましょう
業者のスケジュールだけでなく、お客様の生活上の都合を伝えて工期に反映してもらうことが重要です。
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- 避けたい期間: 出張や旅行などの長期不在や家族イベント、来客予定など、工事による生活への影響を避けたい期間を遠慮なく業者に伝え、着工時期を調整しましょう。
- 近隣への配慮: 足場の組み立て・解体時(騒音の発生)の日程や、高圧洗浄(飛沫の発生)の日程など、特に近隣に配慮が必要な作業日時を相談しましょう。工事中は騒音や塗料の臭い、工事車両の駐停車などで、近隣に迷惑をかけてしまう可能性があります。
2. その他注意点
① 近隣への配慮と挨拶
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- 業者任せにしない: 騒音や臭い、車の出入りなどで近隣に迷惑をかける可能性があるため、業者と施主が一緒になって、着工前に近隣住民へ丁寧な挨拶回りをすることが大切です。
- 挨拶の範囲: 両隣、向かい側3軒、裏側3軒に加え、足場の運搬などで迷惑がかかる可能性がある近隣にも挨拶しましょう。
② 生活への影響(足場と窓)
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- 防犯対策: 足場が組まれている期間は、2階やベランダからの侵入が容易になるため、窓の施錠や戸締まりを徹底する必要があります。業者に防犯対策の確認も行いましょう。
- 窓の開閉: 塗装工程や養生期間中は、窓の開閉が制限され、換気ができにくい日があります。事前にいつからいつまで窓が使えなくなるかを確認しておきましょう。
③ アフターフォローと保証内容の確認
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- 保証期間と内容: 塗膜の剥がれや膨れなどに対する保証期間(5年、10年など)と、保証の対象範囲を明確に書面(保証書)で受け取りましょう。
- 業者独自の保証: 塗料メーカーの保証とは別に、業者が独自に定めている保証(〇年間の無償補修など)があるかも確認し、保証期間中の連絡体制も把握しておきましょう。
これらの段取りと注意点を事前に確認することで、安心して質の高い塗装工事を進めることができます。
おわりに
このコラムを読んでくださった皆様は、きっと「大切な家を長くきれいに保ちたい」と考えていることでしょう。
ぜひ、この情報をご自身の検討に役立てて、安心して塗装工事を進めてください。ご自身の経験や考えを加えて、さらに充実した内容にすることもできます。